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開発ストーリー
STORY
コロコロブラシが生まれるまで
富山秀夫が20歳のころ。
この若さで彼は歯槽膿漏を患っていた。歯磨きするたびに出血し、歯もぐらぐら。
歯のケアをしてこなかったわけではない。
人並みにちゃんとケアはしていたはず。
歯茎のマッサージがいい、と歯医者から言われ、歯ブラシで入念にマッサージしてもいた。
「歯磨きだって、歯茎のマッサージだって、ちゃんとやってるのに、いっこうに良くならないのは、世の中にある歯ブラシが私にあってないからだ。もういい、人には頼らない。自分で作る」
富山秀夫の挑戦が始まった。
数百本の試作品
どんなカタチがいいのか、どんな毛がいいのか、どれくらいの力が加わればよいのか、考え、自分が実験台となった。富山秀夫は歯が悪いだけではなかった。あきらめも悪かった。
20年あまりの歳月を要し、「コロコロブラシ」の原型が出来上がる。
それまでの試作品は数百本と富山秀夫は笑う。
この「コロコロブラシ」の原型となった歯ブラシこそが、長年富山秀夫を悩ませてきた歯槽膿漏との決別の始まりだったのである。
1週間でそれまでの試作とは違う実感に歯ごたえ、いや手ごたえを感じ、続けていくことで歯槽膿漏がさらに快方に向かうことを実感する。
「私のように悩んでいる人はたくさんいるはずだ。なんとかこの[コロコロする道具]を製品化できないか」と。コロコロブラシはこうして生まれた。
終わらない挑戦
そして自ら製造した歯ブラシでケアを続け、68歳の今、20本の歯が残っており、硬い食べ物もしっかり噛んで食べることができる。好きなもの食べる、という幸せ、それは彼の活力となっている。
富山秀夫の挑戦はまだ終わらない。
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